<ヘアメイクのプロが教える!> 髪の巻き方Vo.4 <徹底解説>

【Blog】

Vo.1では<綺麗な巻きを作るには巻かない部分を綺麗にすること>

Vo.2では<綺麗な巻きを作るにはコテの角度に気を付ける>

Vo.3では<綺麗な巻きを作るには巻きにツヤ感を出すこと>

について解説しました。

4回目の今回はチェックリストの残り2つ

・巻きの高さが揃っているか

・毛先までしっかりカールがついているか

について解説していきます。

綺麗な巻きを作るには巻きの高さを揃えること

ヘアメイクさんは接客業であり、お客様の要望に応え満足していただくことがお仕事です。

巻きの高さについて解説する前に、コテ巻きでの巻きおろしスタイルを作る際のお客様に聞くカウンセリング項目を書いていきます。

・巻きの高さはどこから巻きますか?(目元、耳の高さ、口元、肩下etc…)

・巻きの強さはどうしますか?(しっかり巻き、ゆる巻き、ウェーブ風etc…)

・コテの太さはどうしますか?(25mm、32mm、38mm etc…)

・内巻き、外巻き、ミックス巻きはどれがいいですか?

その他スプレーの有無など聞くことはいくつかありますが、カウンセリングについては後日深く掘り下げてブログにアップしていきたいと思います。

そして今挙げた4つの項目全てが、見た目の違いを顕著に表わす項目です。

今回は<巻きの高さ>についてお話するので他の3つについては、カウンセリング同様後日アップしますが、大切な項目なので頭の片隅に置いておいてくださいね!

いよいよ巻きの高さについてですが、これが意外と難しいのです。

その理由として、こちらの画像を見てみてください。

例として今回は肩下から巻きを作っていこうと思います。赤い線を目安にしてください。

赤い線の部分から巻きを付けたいのでコテを赤い線の所から入れます。

そのまま毛先までコテを巻き込み抜くと…なぜか思っているより巻きが下の方にしか付いていないのです。

私もアシスタント地代「巻きたい高さから巻いているのになんで?」と、納得がいかず高さを揃えることにとても苦労しました。

「コテとはそういうものです。」と片付けてしまうこともできますが、それは余りにも投げやりだと思うので簡単に解説すると…

・髪の毛は根元と毛先ではダメージレベルが違う!

もちろん全頭ブリーチしている人は根元から毛先までダメージがありますが、一般的に根元の毛は日々少しずつ健康な毛が生えてきますよね。

それに対し毛先は長さにもよりますが、何年も前に頭皮から生えてきた毛なので、根元の毛に比べ長年紫外線や枕の摩擦、カラーやパーマをしている方は薬剤による様々な種類のダメージに晒されています。

なのでダメージレベルは毛先の方が高く、毛の太さも毛先にいく程細くなっていき、更に毛が細くなるということは毛量も毛先にいく程少なくなっていきます。

つまり健康で毛が太く毛量が多い毛と、ダメージがあり毛が細く毛量が少ない毛ではコテによる巻きの付き方が変わってくるのです。

・健康で毛が太く毛量が多い→巻きが付きにくい

・ダメージがあり毛が細く毛量が少ない→巻きが付きやすい

それを踏まえてコテで巻きを作ると…

頭皮に近い毛は巻きが付きにくいので肩下から巻きを付けるには、思っているより半回転上からコテを入れるのです。

そうするとぴったり肩下からカールが付きます。

この感覚を掴むまでは苦労するかもしれませんが練習を積み重ねればお客様が望む高さから巻きを作ることができます。

綺麗な巻きを作るには毛先まで気にすること

次にチェックリスト最後の項目である

・毛先までしっかりカールがついているか

について解説していきます。

これは私を含め多くのヘアメイクさんがアシスタント時代に苦労した項目です。

なぜならコテの扱いに慣れていない時期は、直接触ったら火傷する程の高温のコテが怖いからです。

この画像の左右を見選べると左側はコテの中に綺麗に毛先が入り、毛先を目視で確認できません。

しかし右側は目に見えて毛先がコテの中に入っていません。

毛先を巻き取る時、右利きの人の場合右手でコテを持ち左手で毛先を持ちます。

ですが右側の画像付近になると毛先を持てなくなってきます。

そうすると(もう毛先が持てないからそのままコテを抜いてしまえ。)と諦めてしまうのです。

その結果…

毛先のカールにこのような差がでてしまいます。

今までに解説したいろいろな項目に注意して巻いても、最後の最後毛先がコテの中に入っていなかったら残念な結果になってしまいますよね。

毛先が持てなくなってからがコテ巻きの難しいところなんです。

毛先を上手く巻き込む方法は…

・コテを少しずつ回転させて毛先を入れる(この時テンションをかけすぎると毛が全てコテから抜けてしまいます。)

この一言で説明できてしまう工程ですがコテの挟む部分はたった数センチしかないのです。

その中に上手く毛先を滑らせるのはかなりの難易度なので最後まで気を抜かず練習しましょう。

これでコテ巻きのチェックリストの項目を全て解説しました。

いろんなことを気を付けなければならないので最初はとても苦労すると思いますが、セルフで上手く巻けるようになりたい方や、ヘアメイクさんになりたいと思っている方に基礎こそ正しい技術を身に着けていただきたいですし、現役のヘアメイクさんも技術職である以上日々スキルアップをしたいと考えていると思いますので、そんな方々のお役に立てれば幸いです!

次回は、(ここまでの解説通りに練習をしたけどこれって上手く巻けてるの?)という方に向けて〈セルフチェックのポイント〉を解説したいと思います。

それでは次回、<ヘアメイクのプロが教える!> コテ巻きVo.5 <徹底解説>をお楽しみに!