コテ巻きVo.3、今回も引き続き【綺麗なコテ巻き】の作り方を徹底解説していきます。
Vo.1では<綺麗な巻きを作るには巻かない部分を綺麗にすること>
Vo.2では<綺麗な巻きを作るにはコテの角度に気を付ける>
について解説していきました!
そして3回目の今回は、前回お話したHairmake Gardenスクールのチェックリストの残り3つの中から<巻きにツヤ感がでているか>について解説していきたいと思います。
・巻きのツヤ感が出ているか
・巻きの高さが揃っているか
・毛先までしっかりカールがついているか
この3つを一気に解説するととても長くなってしまうので残りの2つは次回解説していきます。
綺麗な巻きを作るには巻きにツヤ感を出すこと
ツヤ感といってもヘアケアをしたり、ツヤが出る製品を使う訳ではありません。
巻きのツヤ感はテンションにあるのです!
コテで髪の毛を巻く時に皆さんはどこに目を向けていますか?
コテに巻き付ける毛を見ていませんか?
確かにそれも大切です。しかし、気にしなくてはならない場所は違う所にあるのです。
この四角で囲った部分はコテで巻かない毛です。全ての毛がピンッとテンションのかかった状態なのが分かると思います。
このテンションのかかり方がツヤを出すのにとても重要なのです。
右と左のテンションのかかり方の差を見てください。
全ての毛に均一にテンションがかかっている左側に対し、右側は下の方の毛はたるんでいます。
<コテ巻きVo.2>でお話した通りコテの角度はどちらとも正しい角度で巻いていますが、この状態で毛先まで巻いてコテを外してみると…
この様な巻きの違いが見えてきます。
<綺麗なツヤ感>と<均一な巻き>の左側に対して、右側は巻きにツヤがなくカール感もバラバラですよね。
実は<綺麗なツヤ感>と<均一な巻き>はイコールなんです。均一な巻きができればツヤ感がでますし、ツヤ感のある巻きは均一に巻けている証です。
なのでコテ巻きにおいて巻かない部分のテンションのかかり方がとても大事だということがわかります!
テンションを均一にかけて巻くには
それでは綺麗な巻きを作る為のテンションのかけ方について解説していきます。
この画像のやじるしを追ってみてください。
・最初にコテで巻く前にスライスを取って手櫛を入れた毛にテンションをかけます
・このテンションが均一にかかっている角度を変えないままコテで毛を挟みます
・この角度を最後まで維持した状態で毛先まで巻き付けます
コテを抜くまでずっとテンションが均一にかかっていることを確認しながら巻きましょう!
ちなみに、手櫛を入れてテンションをかけた角度をコテで巻く時に変えてしまうと…
このようなたるみがでてしまい綺麗な巻きは作れません。(左側は手櫛を入れた角度より上に持ち上げ、右側は手櫛を入れた角度より下に降ろしてしまっています。)
コテ自体の角度、毛束のテンションをかけた角度、この2つを意識してコテ巻きを練習しましょう。
次回はチェックリストの残り2つについて解説していきます。
それでは次回、<ヘアメイクのプロが教える!> コテ巻きVo.4 <徹底解説>をお楽しみに!
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