今、世の中に猛威を奮っているコロナウイルス。
今は美容室へ行く事がNGとされている訳 ではありませんが、美容室へ行けていない人はたくさんいると思います。
そこで本記事では、自宅で出来るヘアケア、カット、カラーについてまとめました。
髪の傷み
美容室で定期的にトリートメントをしていた人にとっては、どんどん髪が傷んでいく事はかなりのストレスになります。
ですが、時間がある今だからこそ、今までとは違ったホームケアを取り入れてみましょう。
リバースケア
SNSで話題になった、『リバースケア』。
最近では "リバースケア専用"の商品も発売されているほど人気ですが、手持ちの物やネットで安く購入出来る物で、手軽に出来るホームケアです。
コスパが良いので継続しやすく、継続しやすいので効果が持続します。
髪のツヤが戻り、ツルツルになると評判です。
■リバースケアとは?
通常は、シャンプーをした後にアウトバストリートメントを付けますが、リバースケアのやり方は、シャンプーをする前に、まず、乾いた髪にオイル(アウトバストリートメント)を付けます。
通常の工程と逆な事から、『逆=リバース』なので、 “リバースケア” と呼ばれています。
■効果
▼傷んだ髪のケア
詳しいやり方は後ほど説明しますが、
シャンプーの前にオイルを付けた後、トリートメントをする事で、ミネラルや美容成分が髪に浸透しやすくなり、ダメージケアに有効になります。
▼シャンプーによる摩擦の軽減
シャンプーをする時の摩擦でキューティクルは剥がれ、髪はどんどん傷んでいきます。
シャンプー前に髪に油分を与える事で、シャンプー時の摩擦を軽減する事が出来ます。
▼ヘアカラーの持ちが良くなる
市販のシャンプーは洗浄力が強すぎて、カラーまで落としてしまいます。
ですが、リバースケアで先にオイルとトリートメントを髪に行き渡らせる事で、カラー剤がシャンプーによって落ちてしまう事を防ぐ事が出来ます。
▼クシや指の通りがよくなる
髪が長かったりダメージが進んでいる人ほど、シャンプー後の髪は絡まりやすいです。
その状態で無理矢理とかしてしまうと、抜け毛や切れ毛、痛みの原因になります。
ですが始めに油分を補給する事で、ドライヤーで乾かした後の髪は、指通りが滑らかになります。
■やり方
①優しく丁寧にブラッシング
特に髪の長い人は、汚れやホコリが付きやすいです。
ブラッシングで髪に付いた汚れを取り、また、毛の絡まりを取っておく事で、シャンプーをスムーズに行う事が出来ます。
ブラッシングの工程を怠らないようにすると良いです。
②ヘアオイル(アウトバストリートメント)を付ける
毛先を中心に、髪全体にしっかり馴染ませたら、10〜20分置きます。
リバースケアを行う時に付けるアウトバストリートメントは、保湿よりも『摩擦の保護』が目的です。
ミルクタイプやミストタイプよりも、オイルタイプが合っています。
肌に優しく、髪内部への浸透が良い植物由来のホホバオイルや、椿油などを選ぶと良いです。
③トリートメントを重ねる
オイルを付けただけでシャンプーをしてしまうと、油分が落としきれずにベタついたままになってしまいます。
インバストリートメントは、油分を乳化させる作用があるので、②で付けたオイルの上に被せるように、インバストリートメントを付けます。
④軽く洗い流す
髪と頭皮にしっかり水分を含ませるイメージで、1〜2分ザッと洗い流します。
⑤シャンプーで優しく頭皮マッサージ
ここでシャンプーをします。
オイルが髪を保護していますが、出来るだけ髪の摩擦がないよう気をつけながら、丁寧に地肌をマッサージするように洗います。
⑥トリートメントを付ける
最後に③で付けたインバストリートメントを付け、通常通り流して終了です。
■頻度
髪の長さや傷み具合にもよりますが、あまり頻繁にやりすぎてもベタ付いてしまうので、週に1,2度ぐらいが良いかと思います。
オイルを使わず、シャンプー前にトリートメントのみをするだけでも、摩擦の保護になります。
オイルなしでのリバースケアを、デイリーケアとして取り入れても良いと思います。
自分に合ったやり方を見つけてみて下さい。
■ステイホームのこの時期なら、デメリットはなし
リバースケアのデメリットとして挙げられるのは2点。
- トリートメントの減りが早い事。
- 工程が多いため、いつものケアよりも時間がかかってしまう事。
ですが、”美容室でのトリートメント代をリバースケアに使う” と考えれば、とてもコスパの良いケアです。
また、ステイホームを守る今だからこそ、おうち時間が増えます。
その時間を使って、いつもより時間をかけてホームケアをしてみるのはいかがでしょうか。
伸びてきた前髪
前髪を作っている人は、どんどん伸びてきてうっとおしいですよね。
セルフカットをしてみたいけど、失敗するのが怖くて出来ない人。
以前セルフカットをしてみたけど、失敗して怖くなってしまった人。
そんな人に向けて、ナチュラルな前髪の切り方を、失敗しないポイントと一緒に説明していきます。
前髪セルフカット
■セルフカットに必要な道具
▼ハサミ
ハサミの種類は、慣れないうちは、眉用などのコンパクトなサイズの物を使うとやりやすいです。
▼コーム
大きのくしよりも、コームのほうが前髪を揃えやすいです。
▼ダッカール
邪魔な毛を留めておくために使います。
アメピンなどで代用してもOK。
■やり方
①必ず、乾いた状態でやりましょう
濡れたまま切ると、乾いた時に予想以上に短くなってしまうのケースが多いので気をつけましょう。
②黒目と黒目の間だけを切る
セルフカットの失敗例の1つは、前髪を広く作ってしまう事。
横幅の広がった前髪は顔が大きく見えてしまうので、”黒目と黒目の間の毛” というのを意識すると良いです。
③ハサミは縦に入れる
ナチュラルな前髪を作りたい場合は、人差し指と中指で軽く毛束を挟んだら、毛束に対して縦にハサミを入れます。
こうする事で、毛先の長さがバラバラになるので、失敗を避けられます。
※パッツン前髪にしたい場合は、ハサミを横にして切ります。
④切る時は少しずつ
一気にたくさん切ってしまうと、切りすぎた時に後戻りが出来ません…
少しずつ数回に分けて、自分の好みの長さになるよう調整していきましょう。
■セルフカットに挑戦するなら、今がチャンス!
怖くてセルフカットが出来なかった人も、外に出られずほとんど人に会えない今だったら、少しぐらい失敗してもいいではないですか。
髪はすぐ伸びます。
これを機会にセルフカットに挑戦してみましょう。
プリン、色落ち
「プリンがどんどん酷くなってきた…」
「カラーが落ちて黄ばんできた…」
セルフカラーをした事がない。
でも染めたい!
という人に、市販のカラー剤についてまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。
セルフカラー
まず始めに。
市販のカラー剤は、めちゃくちゃ傷みます。
知ってる人は多いと思いますが、セルフカラーをする場合、これはしっかり頭に入れておいて下さい。
■市販のカラー剤の種類は、大きく分けて2種類
- 泡タイプ
- クリームタイプ
この2種類について。
■髪へのダメージ
「泡タイプのカラー剤は界面活性剤が入っているため、ダメージが大きい」と言われていましたが、実は、泡タイプもクリームタイプも、成分は変わらないそう。
むしろ泡タイプは、『泡で髪を包むようにして染める』というやり方なので、摩擦がおきにくく、髪への負担が少ないようです。
これは上記で説明した、リバースケアと同じ原理ですね。
■染まり方の違い
美容室で使うカラー剤は、全てクリームタイプです。
その理由は、『しっかり染める』ため。
泡タイプのカラー剤は膨張する分、染料の濃度が薄くなります。
そのため、クリームタイプと比べると染まりが悪いです。
■メリット
<泡タイプ>
- 泡が広がるため、塗りやすい
- シャンプーのように塗れるので、仕上がりがムラになりにくい
- 後ろの見えない部分も塗りやすい
- 泡のため、摩擦がおきにくく髪への負担が少ない
<クリームタイプ>
- 濃く付くため、しっかり染められる
- 液ダレしにくいため、”生え際だけ、分け目だけ” など、部分的に塗れる事が出来る。
- 使いたい分だけ混ぜる事が出来るので、小分けで使う事が出来る
■デメリット
<泡タイプ>
- 染まりが薄い
- 液ダレしやすいので、染めたくない場所も染まってしまう事がある
- 全ての液を混ぜなければいけないので、小分けで使えない
<クリームタイプ>
- 均等にクリームを付けにくいため、ムラになる場合がある
- 後ろの見えない部分が塗りにくい
ざっとこんな感じです。
■初心者には、泡タイプがオススメ
染めるテクニックがほとんどいらず、ムラになりにくい “泡タイプ” のほうが、初めてセルフカラーをする人には安心です。
■プラスアルファで、カラートリートメント
美容室のカラー剤よりダメージが大きく、色が抜けやすいセルフカラーをする場合、カラートリートメントをプラスしてみましょう。
カラートリートメントは、トリートメント成分100%なので、使えば使うほど髪はキレイになり、セルフカラーした色と同じ色味を使えば、色落ちを防ぐ事も出来ます。
それに合わせて、カラーシャンプーも使えば、カラーの持ちや発色はかなりよくなります
※カラートリートメントやカラーシャンプーについては、以前のブログにまとめてあるので、そちらも合わせてお読み下さい。
終わりに
コロナの影響で、今、全世界の人達に不安や悲しみが広がっています。
ですがこんな時でも、この状況の中でも出来る事はあります。
家から出られなくて鬱々する事があっても、髪が変わるだけで大きなストレス発散になります。
人と会う事が出来なくても、”美しくなる” ということは、女性にとっての喜びです。
美容室に行く事が出来なくても、家にいる時間を有効活用して、気分転換してみましょう。
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