とても人気があるスタイルの1つ、ローポニー。
ローポニーを可愛く作るコツについてまとめました。
この記事では、ローポニーのスタイルに限らず、それ以外のゆるいスタイルでも応用できる内容になっているので、参考にしてみて下さい。
ローポニーも、上半分と下半分が合わさって、全てが可愛い
「シニヨンを作るコツ」でも説明しましたが、この”上半分と下半分” というのはこの事。
上部分のゆるいニュアンスの出し方や、下部分の毛束のテクスチャーを考えて作ると、全ての可愛いが出来上がります。
上半分の作り方のポイント
この部分には、可愛くなるコツやポイントがたくさん詰まっています。
「シニヨンの作り方Part.1とPart2」でも解説していますが、どの技術も使えるようになるといいかと思います。
■コテで巻く時、高さはランダムに
上部分をコテで巻く時、巻きの高さが全て同じ位置になってしまうと、機械的に見えてしまいます。
これを、高さを変えてカールを作る事で無造作になり、それがゆるいニュアンスになります。
■巻いた毛をコーミングする
コテ巻きしたカールの毛束を引き出していくのですが、巻いてそのままの毛束を引き出すと、かなり硬い印象になってしまいます。
これを柔らかいニュアンスにするために、巻いた毛に1度コームを通します。
こうする事で、ギュッとまとまっていた毛束がほぐれてふんわりとします。
この一手間だけで、仕上がりに大きな差が出ます。
■引き出す時はたっぷりと
初めのうちは、
「どのくらい引き出したらいいのだろう」
「引き出しすぎて元に戻せなかったらどうしよう」
などの迷いや戸惑いから、自分が思っているほど全く引き出せない事が多いです。
恐る恐る少しだけ引き出しただけのセットは、逆に硬い印象に見えてしまう事もあります。
引き出した部分が大きな曲線になるよう、たっぷりと引き出しましょう。
■引き出す位置は、出来るだけ高さを変えて
この写真は、コテ巻きしていない部分も引き出しています。
コテ巻きの高さも同じ位置にならないように気を付け、さらに引き出す時も高さも変える事で、ルーズさが出ます。
同じ高さである事がいけない訳ではありませんが、”同じ” が重なるとやはり機械的に見えてしまうので、”ランダム” を意識すると良いです。
ここまでは『上半分』についてです。
これはローポニーだけじゃなく、シニヨン、編みおろし、ハーフアップ、 etc… 他のセットにも使える技術になります。
ポニー部分の作り方のポイント
ここのポイント解説も、「上半分の作り方」で解説した内容と同じになる所もあります。
■巻いた毛をコーミングする
前半と同じです。
全ての毛を巻き終えた後、1束1束丁寧にとかしましょう。
■山部分を引き出して立体感を出す
カールの山部分を引き出してスプレーをします。
ここも、凸凹がランダムになると可愛いです。
■ひし形になるよう、意識する
これは、「シニヨンの作り方 Part.1」で解説した内容になりますが、ポニーの部分もひし形になるように作ると可愛くなります。
カールの山部分を引き出して、ボリューム調整をしましょう。
ローポニーを作る時に、ありがちな失敗
この失敗例は、以下の手順で作る場合です。
サイドの毛でゴムを隠す時、毛束が浮いてしまって馴染まない…
このような失敗の解決法です。
①サイドの毛を持ってきます
②ポニーの毛と馴染むように指で曲げます。
③馴染んだ事を確認してからピンを打ちます
④馴染みます
※大切なのは、②の【毛流れを調整する】事です。
単純な事のように思えますが、これが難しくてなかなか解決出来ない人が多いので、参考にして頂ければと思います。
耳裏(ネープ)の部分も、忘れずに引き出す事
せっかくのゆるいスタイルなのに、ここの部分がピチッとしているととても残念です。
見落としがちですが、この部分も忘れずにたっぷり引き出しましょう。
これだけでガラッと印象が変わります。
※ポニーだけでなく、シニヨンやお団子などのゆるいアップスタイルの時にもネープ部分をを引き出すと、より可愛くなります。
どの技術も、どんなセットにでも応用出来ます
シニヨンのブログもこのブログも、上半分と下半分に分けて解説しました。
⚫︎巻いたカールをコーミングする
⚫︎ひし形を意識する
⚫︎ネープの部分を引き出す
など、共通する技術があります。
他のスタイルのブログで解説している内容も参考にしながら、様々な技術を使ってヘアセットをしてみて下さい。
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