●今、流行りのゆるふわなシニヨンを作りたいけど可愛く作れない…
●私がゆるいスタイルを作るとボサボサになってしまう…
どうしたらキレイに作れるんだろう?
このような悩みを持つ方に向けて、この記事を書きました。
今は、YouTubeやインスタなどで『作り方の動画』をたくさん見る事が出来ますが、《さらに可愛く作れる一工夫》を掘り下げましたので、参考にしてみて下さい。
1, しっかりベース巻きをしておく
まず、『ベース巻き』とは。
このように、コテ(ホットカーラー)でカールを付けておく事を、スタイル作りをする前の仕込みの『ベース巻き』と言います。
(この後スタイルを作っていくので、キレイなカールでなくても、毛先まで巻きが付いていればOKです。)
シニヨンを作る時は、ちょうどお団子の部分に当たる毛に、しっかりとカールを付けておきます。
■メリット
その1.
カールを付けておく事で、毛が柔らかくしなるため、思い通りにまとめやすくなります。
その2.
短くピンピンと跳ねて出てくる毛がなくなり、仕上がりがキレイになります。
この仕込みの『ベース巻き』をやるとやらないでは、仕上がりが大きく変わってきます。
また、短い毛が出て来づらいため、時間が経ってもキレイなスタイルを保つ事が出来ます。
■ベース巻きのポイント
ゆるいカールよりも、少し細めのコテで、しっかりとしたカールを付けておくほうが確実にキレイに仕上がります。
25mm前後のコテを、180度ほどの高温に設定して巻きましょう。
肩下あたりのミディアムヘアの場合、特にやりやすさを実感出来ると思うので、是非試してみて下さい。
2.必ず土台を作る
ヘアセットの『土台』とは、ピンをしっかり刺すための、毛の集まりです。
例えば、夜会巻きなどの和髪を作る場合、このようにして土台を作ります。
この土台に向かってピンを刺していき、スタイルを仕上げます。
土台なしでスタイルを作るやり方もありますが、難易度が高く、ピン打ちが確実に出来なければ、すぐに崩れてしまいます。
シニヨンを作る場合も、《ゴムで一束に結ぶ》などして、必ずピンを打つための土台を作りましょう。
3.ゴムは、『キツキツ1歩手前』で止める
上記で説明した、土台を結ぶためのゴム。
このゴムは、ギチギチにギューっと結ばないようにしましょう。
■理由
ゆるいスタイルの1番の特徴は、毛を引き出す事です。
色々な場所、方向から、バランスを取りながら、たっぷりと引き出していく事で、今っぽいスタイルに仕上げる事が出来ます。
ですがゴムをキツキツに結んでしまうと、写真のように、周りの毛まで引っ張られてしまって、キレイに引き出す事が出来ません。
このようにならないようにするために、土台のゴムを結ぶ時は、『キツキツ1歩手前』で止めておくと、キレイに引き出す事が出来ます。
※補足
キツキツ1歩手前だからといって、ゴムが緩すぎてもいけません。
ある程度のテンション(引っ張る力)がかかっていないと、引き出した毛がダレてしまいます。
もう1つは、土台となる部分のゴムがあまりに緩いと、スタイル全てが崩れてしまいます。
引っ張りすぎず、緩めすぎずな、丁度良い『キツキツ1歩手前』を見つけましょう。
4.お団子部分を作る時は、ピンで留める前に確認をする
シニヨンのお団子部分を作る時、ロープ編みや三つ編みをした後、いきなりピン打ちをして形を作っていませんか?
このやり方は、だいたい失敗します。
これはお団子部分に限った話ではなく、ヘアセットをする際、まず始めに、《どんな形にしたいか》というイメージを描けていなければ、そのスタイルを作る事が出来ません。
お団子部分を作る時も同じです。
1.ピンを打つ前に、まとめた毛束を当ててみる。
2.残りの毛束を、どこにどのように置いていけば可愛くなるかもイメージする
3.これが出来た所で、初めて1つめのピンを打ちます。
SNSでスタイルを紹介している人は、
『毛束をサッとまとめたら、ササッとピン打ちをして、サクッと引き出して…』
と、何気なく簡単そうにやっているように見えます。
ですが皆さん、何度も何度も練習を重ねているので、1回1回確認しなくても、《どこにどのように毛束を置けば可愛い形になるか》というのを分かってやっています。
その動作を真似てしまうと、失敗してしまいますので、気をつけましょう。
今回は、シニヨンをさらに可愛く作るための一工夫を4つ挙げてみました。
シニヨンがどうしても可愛く作る事が出来なかった人にとって、この中に解決法があれば幸いです。
ぜひ試してみて下さい。
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