10代、20代では、香りだけで選んだシャンプーを使う、寝ないで朝まで遊ぶ、派手なヘアスタイルする…
など、やりたい事を好きなだけしたいものです。
もちろん、それでOKだと思います。
ですがそのツケは、30代から顕著に現れてきます。
肌、体型、もちろん髪にもです。
40、50、60代になっても、いつまでも若々しい美しさを保つには、若いうちからのケアは大切です。
楽しむ事も大切だけど、”やりたい放題やり続けてしまうと薄毛になる” という事実について書いていきます。
過度なカラーリング
ヘアカラーをする時、どうしても強い薬剤が頭皮に染み込みます。
特に「ブリーチ」での脱色は、かなりのダメージになります。
「ブリーチ剤」には、”過酸化水素” という成分や、アンモニアやエタノールなどの強力な成分も含まれているので、頭皮への影響はものすごいです。
美容師さんが手袋をはめて施術をしていても、手荒れに悩んでいるのを見ると良く分かります。
1度ぐらいで抜け毛に繋がる事はほぼありませんが!定期的に何年も続けていけば、頭皮や毛根にダメージを与えます。
30代を過ぎてくると、10代や20代のような再生力はなくなってくるので、徐々に薄くなってきます。
■解決法
現代社会で生きる女性にとって、ヘアカラーは必需品ですし、髪は『大人の女性の身だしなみの基本』です。
なのでカラーリングをする際は、”頻度” に気をつけましょう。
1回1回のカラーリングで頭皮や毛根はダメージを受けますが、自然治癒力で徐々に復活してきます。
1か月に1度だったのを、1か月半〜2か月にすると良いです。
新しく生えてきた黒い髪が目立たないようなダークトーンにしたはら、根元付近を染めないでグラデーションカラーにしたりと工夫をする事で、3ヶ月ぐらい頭皮を休ませる事も出来ます。
睡眠不足
1番大切なのは、睡眠です。
髪の毛の成長に大きく関わる成長ホルモンは、睡眠中に最も多く分泌されます。
なので、睡眠不足が続くと薄毛の原因になります。
■解決法
理想は、7時間以上の睡眠時間。
5時間以下になると、髪が抜けやすくなる傾向があります。
ですが、忙しくて睡眠を多く取れない人もたくさんいると思います。
その場合は、成長ホルモンが最も多く分泌される、眠り始めの3時間に深い睡眠が取れるよう工夫をしましょう。
昼時の仮眠も疲れを取り、血行を促進させる有効な対策です。
10〜15分でもいいので、仮眠を取るだけでも抜け毛対策になります。
髪を乾かさない事も、薄毛の原因
お風呂上がりに髪を乾かさないで寝ると、髪に残っている水分でカビや雑菌が繁殖します。
雑菌は毛穴を塞いでしまうため、薄毛の原因になるだけでなく、生乾きの匂いが加齢臭になります。
■解決法
髪を乾かさない人の大半は、”めんどくさいから” だと思います。
髪が多かったり長かったりすると乾かす時間がかかるため、めんどくさくてついつい放置してしまいます。
そんか人は、大風量のドライヤーを購入しましょう。
今は、1万円以下でも大風量のドライヤーを購入する事が出来ます。
しっかり乾かして、薄毛防止のケアをすると良いです。
実は危険。市販のシャンプー
今は、香り重視のシャンプーが多数売られていますが、成分が危険だという意見も多数あります。
安売りしている物だけでなく、1000円以上する物でも、成分は対して変わらない事が多いのも事実です。
市販のシャンプーのほとんどには、「界面活性剤」という物が使われています。
この「界面活性剤」は、安価で大量生産出来るので、ドラッグストアなどで低コストで購入する事が出来るのです。
どんな汚れも落とせて、洗浄力が強いのが特徴です。
▼全ての界面活性剤が危険な訳ではない
界面活性剤は油性の汚れを落とす成分です。
シャンプーには必ず洗浄力が必要となるので
界面活性剤は必要な物です。
※重要なのは、界面活性剤の種類です。
危険だと言われているのは、
●ラウリル硫酸ナトリウム
●ラウレス硫酸ナトリウム
などが挙げられ、ラウリル◯◯や、ラウレス◯◯と表記されています。
この成分は、洗浄力、脱脂力が強いという特性を持っています。
そのため抜け毛だけでなく、必要な皮脂も除去してしまいベタベタな頭皮になり、フケやかゆみ、臭いの原因にもなります。
▼安心出来る界面活性剤
では、どのような界面活性剤だと頭皮に優しいのかと言うと、「天然素材で作られた界面活性剤」です。
これは、アミノ酸系シャンプーと呼ばれています。
アミノ酸系の成分は、
●ラウロイルメチルアランナトリウム
●ココイルグルタミン酸
と呼ばわれるもので、ラウロイル◯◯や、ココイル◯◯と表記されています。
この成分はヤシ油から作られている成分で、強い脱脂力がないため、頭皮に優しい成分と言えます。
※ですがアミノ酸系シャンプーは高価な物も多い上、洗浄力が弱いので2度洗いをしなければスッキリしない、という人は消費量が多くなり、コスパが悪いというデメリットもあります。
■解決法
ドラッグストアにも手頃な価格で購入できるアミノ酸系シャンプーは売っています。
香りやパッケージだけで選ぶのではなく、毎日使い続ける物なので、成分もチェックして選んでみると良いでしょう。
また、別のブログで、『シャンプーが泡立つ方法』について書いていますので、そちらも参考にしてみて下さい。
何か1つでも意識してみる
今回解説した「薄毛を防ぐ対策」はほんの一部になりますが、参考になれば幸いです。
お金をかけすぎなくても出来る事はたくさんあるので、頭皮をいたわり、いつまでも美しさを保ちましょう。