よくある髪についてのお悩み。
「髪を下ろしていると、片側だけが跳ねてしまいます。」
この悩み、実は理論的な理由があるので解決はできるんです。
片側だけが跳ねる問題の解決法はいくつかあるので、自分に1番合う方法をこの記事で見つけてみて下さい。
片側だけが跳ねてしまう理由
これは、つむじに原因があるんです。
日本人の60パーセント近くが、時計回りにつむじが巻いていると言われています。
その毛流れの延長線で右側は跳ねてしまい、左側は収まりやすくなります。
たまに時計と逆周りの方もいるので、その場合は左側が跳ねます。
ここでは比較的多い、つむじが時計周り人の場合で説明していきます。
跳ねの解消法
■ブローのやり方
よくやってしまいがちなのが、
●毛先だけアイロンをして、跳ねを内側に入れる。
●髪が乾いた状態で、クルクルドライヤーなどで跳ねている所だけをなおす。
先程も述べたように、跳ねの原因はつむじです。
毛先だけが跳ねているように見えますが、髪の根本から跳ねているので、根元からしっかりクセを取らなければ、毛先の跳ねは直りません。
ですので、髪の根本までしっかり濡らしてからドライヤーをして下さい。
①根本までしっかり濡らしたら、後ろから前へドライヤーの熱を当てる
②指でしっかり根本を挟んで、引っ張りながら滑らせる
③地肌が乾くまでくり返します
ポイントは、しっかりひっぱって毛流れを変える事。
※やりにくい場合は、お辞儀をするように前にかがむとやりやすいです。
④根本が乾いたら、髪の中間から毛先にかけては、頭の丸みに沿って顔を包み込むイメージで乾かす。
⑤内巻きになるようなイメージで、ここでもしっかり引っ張りながら乾かす。
⑥最後にブラシを使いながら冷風でブローをすると、ツヤのあるまとまりに仕上がります。
ブローを夜にしっかりやる人がいますが、寝ている間に崩れてしまうので意味がありません。
必ず、朝にやりましょう。
■アイロンで伸ばす
アイロンで伸ばす時も同様、根元のクセを取る事が大切です。
根元からしっかり熱を当てましょう。
■コテで巻く
コテで巻いてしまえば、片側の跳ねは分からなくなります。
■『あえてコテで外ハネに』は、案外難しい
毛流れについて検索すると、「あえて外ハネにしてしまいましょう」という記事をよく見かけますが、全ての髪をコテでキレイに外ハネにするのは結構難しいです。
せっかく時間を使って練習するのであれば、ストレートアイロンでの内巻きの練習をオススメします。
■コテでうまく巻けなくても、可愛いスタイルは作れる
“コテで上手く巻けない” と悩んでいる方の中で、「左右対称に巻けない」とか「全て均一にキレイに巻けない」という事があるかと思います。
コテの熱がしっかり当たっていれば、髪に巻きは必ずつきます。
なので、左右対称にキレイに巻けないのであれば、アシンメトリーな巻き髪スタイルでも十分可愛いです。
もしこれでも気になるようなら、片側だけをヘアアクセで留めると良いです。
上からしっかり巻かなくても毛先だけ巻けていれば、跳ねは分からなくなるし、十分可愛いスタイルになります。
■《最終手段》跳ねない長さまで伸ばす
どうしてもどれをやっても上手く出来ない場合は、胸下あたりまで伸ばしましょう。
ミディアムやボブヘアーだと、毛先が肩に当たってしまい跳ねる原因になります。
「量が多いから」と毛先をすくと、それも跳ねの大きな原因になります。
毛先をすかず重めに伸ばせば、毛先が跳ねる事はなくなります。
つむじが右回りか左回りかわからない
つむじは自分では見えにくい所にあるのと、見えたとしても大半の人がつむじがどちらに向いているのか分かりません。
その場合は美容師さんに聞くのが一番です。
美容師さんは、まずつむじの向きを把握してからその人に合ったカットやスタイリングをします。
ですので、まずは美容師さんに聞いてみましょう。
自分に合っている方法を選びましょう
それでは、まとめます。
●朝、少し余裕を持って起きてブローをする
●ストレートアイロンの練習をする
●左右非対称のコテ巻きでも、ヘアアクセで誤魔化す
●髪が跳ねない長さまで伸ばす
ザックリとこんな感じです。
少しずつの努力でキレイは手に入ります
ブローをするために、少し早めに起きる、時間は少しかかるけどストレートアイロンに慣れる。
など、少しずつ努力を重ねれば、キレイを得る事が出来ます。
今日の記事を参考にしつつ、自分に合っている方法を見つけてみて下さい。
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