美容専門学校の通信課程に通うことを考え始めても、自分自身が美容専門学校の通信に通ってる姿って、中々想像出来ないですよね。
¨今こんなに生活を送ってるけど、通信って本当に誰でも通えるの?¨ ¨実際どんな変化が起きるんだろう?¨
通信課程を選ぶ人は、一般の方を含め、高校・大学在学中の方、美容業で働いてる方、主婦の方、様々なライフスタイルがあると思うので、通信に行くことを考えていても動くに動けない人もいるかとは思います!
以前のBlogで、フリーターだった私のリアルな通信での私生活(1日のスケジュール)を話しました!私目線ではありますが一般(フリーター)の方、高校・大学在学中の方のライフスタイルに近い話です。
通信の授業を通して、色んな人と話すきっかけもあり、通信課程には様々なライフスタイルを送っている人が通っていることが解りました!今回は、私が話して知った、美容従業や主婦の方等の通信のライフスタイルを話したいと思います!
クラスの割合
通信課程に通う人=美容室で働いてる人(美容従業の人)が多いのかと思われがちですが、実際はいろんな人がいます。
一例ではありますが私のクラスは、一般(フリーター・主婦・その他) 5割、高校・大学生 3割、美容従業 2割、このような割合でした!
美容従業の人より、一般の方が多く、中には高校生だけのクラスもありました!
美容従業の通信生
美容従業の人たちの中には、みんなが美容室で働いてると思っていましたが、必ずしも美容師の人とは限りませんでした。美容室で働いてる人もいれば、ヘアセットサロン、エステサロン、ネイルサロンで働く人もいました。実際に私のクラスでは、美容室で働いてる人は1人しかいなかったので、とても驚きました!
授業(単位)については、通常なら卒業までの3年間で120単位以上あるいは600時間以上を受けるところ、美容従業の方は通常の半分、60単位以上あるいは300時間以上を受けることが義務付けられています。なので、決められた半分の授業を参加して、残りは普段の仕事に勤めていました。
4月~7月中旬 仕事
7月中旬~8月末(夏休み) 通信課程、仕事
9月〜2月下旬 仕事
2月下旬~3月末(春休み) 通信課程、仕事
筆記授業は全部受けられるよう日程が組まれていて、実技授業は単位数分が組まれていました。実技の3種目(カッティング・ワインディング・オールウェーブセッティング)は均等に受けられるよう組まれていましたが、春休み・夏休みも必要単位数分しか受けないため、春休み・夏休みと参加する度に内容が進んでいて、困ってるいのを目の当たりにしたこともあります。また、様々な先生に教えてもらうため、授業内容が進んでることが把握されてないこともあり、授業が進む中、習ってない部分を自分たちで指摘をして、まとめて別の場所で教えもらっていました。
タイムスケジュール
起床、家出発
8:30頃 学校着
9:00 授業開始
16:00 授業終了
16:30 掃除当番
(職場に戻る人も)
就寝
基本的に、通信がある日は、仕事は休み扱いになっているため、タイムスケジュールは一般の学生と一緒です。そのため、美容従業の方は通信課程に通う日数分、給料が少なくなってしまったそうです。上手く有給消化する人も中にはいました!また、授業後、職場に戻る人や、指名予約で授業に参加出来ないこともあった人もいました。
美容従業だからといって、楽に美容師免許取得・卒業が出来るわけでなく、授業日数が少ない分、たくさん自己練習したそうです。美容室で働いていない人たちは、練習場所も家だったり、教わる人もいないため、少ない授業日数でいかに内容を理解して技術を習得し練習を積み重ねるかが大事だったそうです!
ただ、美容室で働いてる人は、髪の毛を触る機会が多いためか、実技のアドバイスを先輩からもらえるためか、クラスの中でずば抜けて技術の習得が早かったことは確かでした。
主婦の通信生
主婦の方には、子どもがいる方もいました!通信は、夏休みと春休みに行われるため、まだ子どもの年齢が低い場合は、通信に通っている間、子どもを預けられる場所が確実にないと通えないのが現状です。
年齢が低い子持ちの主婦の方は、家事や子どもの世話・通園もあり、学校の授業が始まる時間にいつもギリギリでした。
タイムスケジュール
起床、家事その他
保育園・幼稚園通園
家出発、学校着
9:00 授業開始
(間に合わない時も)
16:00 授業終了
16:30 掃除当番
保育園・幼稚園お迎え家到着、家事その他
就寝
通園させるまで時間がかかり、遅れてしまうと学校に間に合わなかったことも何度かありました。子どもの事情とはいえ、15分ほどの遅刻でも1時間分の単位数がもらえていなかったのをみています。
掃除当番があるとお迎え時間が間に合わなくなってしまう時もあり、他にお迎えに行ける人がいない時は、先生に頼んで掃除当番を断ったりしてました。
また、午前保育や休園で通信に来れない日があったり、いろいろと左右されていました。通信で大事な授業があった場合は、先生に相談して子どもと一緒に来たこともありました。その日は全て受けず、大事な授業の時だけ先生に預け、その授業が終わったら帰るなど、子ども中心の通信生活を送っていました。
子どもがいる中での練習も大変だったらしく、いろんな工夫をしていたみたいです。
地方の通信生
地方や、遠くて関西から来てる方もいました。関西から来ていた方は、学校を選んだ理由を、東京で過ごしていたときに合格率など良い評判を聞いた為、美容師免許を取得するのであればこの学校と決めていたそうです。ただ通学するには、遠方のためとても大変そうでした。
4月~7月中旬 仕事
7月中旬~8月末(夏休み) 通信課程(東京で宿泊)
9月〜2月下旬 仕事
2月下旬~3月末(春休み) 通信課程(東京で宿泊)
地方のため、通信課程中は、通っていた美容学校の寮にお金を払って過ごしていました。短期の期間や国家試験対策授業等の単発授業の時は安いホテルや、友達の家に泊まるなどの工夫もしていたみたいです。
2.3日だけのために夜行バスで来るなど、相当苦労をしていました。国家試験対策授業を全て受けたくても、1日だけのために東京に来るのにはお金がかかってしまい、諦めることもあったそうです。
留学生の通信生
留学生の中には、言語でのやり取りが難しいくらい日本語が話せない方もいました。先生も話せる人ばかりでなかったため、話せる生徒に通訳をしてもらうなど、言語のやり取りには特に苦労していたようです。私も英語を話せないので、英語の話せる友だちに聞いた話です。
学年が違ったため、筆記はどのように勉強していたのかは解りませんが、留学生のためのクラスがあった訳では無いので同じ授業をうけいたのは確かです。
他にも別のライフスタイルを送る人もいるとは思いますが、通信過程には本当にいろんな人が通っているのを知りました。それぞれに、いろんな大変さがあるけど、無事みんな美容師免許取得・卒業をしていました。美容師免許取得・卒業できるかどうかどうかは、本当にその人次第なんだなと、とても感じます!もちろん大変なことばかりではなく、いろんな人と繋がることができたり、普通に学生気分で来る方もいたので安心してください!
年齢もライフスタイルも様々で、考え方も目指す道も違いますが、私自身はいろんな人に出会い、いろんな刺激をもらいながら楽しく過ごすことができました!
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が参考になったら幸いです!
これまで通信で美容師免許を取得した私が語るシリーズでは、¨美容専門学校の通信の内容¨について詳しく解説もしてるので、是非参考にしてください!
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