元美容師、現ヘアメイクのプロが解説 <ブリーチの正しいやり方>

【Blog】

今回はカラーの技術で難易度の高いブリーチのやり方を、ブリーチでの失敗例を交えて解説していきたいと思います。

モデルさんはショートですがミディアムやロングの方でもやり方は同じなので参考になれば幸いです!

ブリーチのやり方

1.ブリーチは下から塗っていく

まず初めにえりあしからブリーチをしていくので2~3㎝程の幅を取り、上の毛を留めておきます。

カラーを塗る時の基本は耳の前と後ろで髪の毛を分け、後ろをセンターで分けて4分割にして塗っていきます。

※上から塗ると一番見える部分を長い時間放置することになるので、ダメージに繋がってしまいます。

2.根元を2㎝程空けて塗っていく

ブリーチ剤に含まれる成分は熱に反応しやすいので、根元はとても染まりやすい為、根元から毛先まで一気にブリーチ剤を塗ってしまうと必ずムラになります。

今回はショートのモデルさんですが、ミディアム~ロングの方は後ろの毛をセンターから左右に分けて塗ると塗りやすいです。

塗り終わったら同じように留めている毛を2~3㎝取り根元を空けて塗っていきます。

これをトップの毛まで繰り返します。

※根元から塗るのが一番の失敗例です

これで後ろが塗り終わりました。

3.後ろが終わったら前も同じように塗っていく

前は耳の前で分けたので、後ろと同じように2~3㎝程毛を取って上の毛を留めていきます。

4.後ろと同様根元を空けて塗っていく

後ろを塗り終わってから前を塗る理由は、顔周りの毛は産毛が多い為ブリーチ剤の浸透が早く色が抜けやすいので後から塗った方がムラになりにくいからです。

後ろ同様トップの毛まで塗っていきます。

トップの毛まで塗り終わりました。

反対側も同じように塗っていきます。

5.トップ以外の毛を全て塗り終わったら放置する

塗った部分が明るくなってくるまで待ちましょう。

今回は15分程時間を置きました。

※長く放置する=どんどん色が抜ける訳ではないので注意

かなり色が抜けました。

1度のブリーチで抜ける色味には限界があるので、時間を置けば置く程色味が抜ける訳ではありません。

時間を置きすぎても、ただ毛を痛めるだけになってしまうので要注意です。

6.根元を塗っていく

根元以外を塗った順番と同じ順番で根元も塗っていきます。

根元はすぐに色味が抜けるので、全て塗り終わったら毛先と同じくらいの明るさになったら流します。

今回は根元を塗ってから7分程で全体が同じ色になりました。

※こまめに染まり具合をチェックしましょう。根元は明るくなりやすいので、毛先と同じ色~少し暗めの色くらいで流してください。

7.完成

綺麗に染まりました!

綺麗に染めるポイント

ブリーチ剤を塗る前に毛をしっかりブロッキングすること

・ブリーチ剤はたっぷり塗ること

できるだけスピーディーに塗ること

中間から毛先は20分前後、根元を塗ってからは5分~10分程度を目安に置くこと

セルフでのブリーチは難易度が高いですが、失敗したくないけど自力で染めたいという方は是非挑戦してみてください!

この記事が参考になれば幸いです!


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