髪を巻きたいけど、なかなか上手く出来なくて挫折してしまった…
今回はそんなお悩みを、セット師の観点から解消していきたいと思います。
取れやすくなる原因
巻き髪をする時に、よくある”取れやすい原因”としては、
- 髪の毛1本1本にしっかり熱が当たっていない
- 巻いた後、すぐにほぐしてしまう
- 最後のスタイリングで、オイルを使う
などが挙げられます。
今の流行りは『ゆる巻き』ですが、『ゆる巻き』はすぐに取れます。
何故かというと、『緩いから』です。
しっかり巻けば巻くほど取れにくくなりますし、緩く巻けば巻くほど取れやすくなります。
それでは、巻きの取れにくいやり方を、紹介していきたいと思います。
取れにくい巻きのやり方
まずは髪を巻くための下準備をします。
髪を巻く時、いきなりコテを入れていませんか?
その前にひと手間かけるだけで、巻きの仕上がりは全然変わってくるんです。
■下準備■
1.髪の毛を根元からしっかり乾かす
髪が少しでも湿っている状態だと、カールが付きにくく、すぐに取れてしまいます。
髪が雨に濡れている状態と同じです。
なので髪は、根元までしっかり乾かしておくようにしましょう。
2.しっかりブラッシングをする
髪の毛をしっかりブラッシングして、優しく梳かしてあげましょう。
こうする事で毛流れが整うので、髪の毛1本1本に綺麗なカールを作る事ができます。
3.巻き髪用ウォータースプレーを使う
巻き髪用のウォータータイプのスプレーを付ける事で、カールの持ちは全然変わってきます。
特別なものを使わなくても、ドラッグストアやドン・キホーテで売っている物で十分です。
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こちらの商品は価格もお手頃ですし、口コミでもとても人気です。
※ですが、濡れた状態で髪に熱を当てるととても傷んでしまうので、乾いてから熱を当てると良いです。
4.コテの温度は180度ぐらいで
髪のダメージを避けるために温度を下げて巻く方が思いますが、
温度は下げれば下げるほど巻きは付きづらくなり、それだけカールは落ちやすくなります。
温度は、高ければ高いほど取れにくく、ツヤのある綺麗な巻きに仕上がります。
5.コテに巻きつける髪の量
多くの人がやってしまいがちなのが、
巻く毛の量を1度に多く取ってしまう事です。
コテに挟む髪の量が多い事で、1本1本の毛に熱が当たらなくなってしまうんです。
そのため、熱が当たっている表面だけにしか、しっかりとした巻きは付きません。
なので髪をコテに巻きつける時は、少量の毛束を取るようにして、出来るだけ全て均一な量で巻いていくと良いです。
最初は慣れるまで難しいと思うので、ダッカールで他の毛を留めておきましょう。
6. 巻いた後、すぐにほぐさない
髪の毛は、熱が冷めていく時に形を記憶するという性質を持っています。
なので、巻いた直後に手ぐしを通してしまうと、カールが伸びた状態で形を記憶してしまいます
巻いたらすぐほぐすのではなく、
全ての髪を巻き終わった後、カールが崩れないように、横に裂くようにしてほぐしましょう。
※下に引っ張りながらほぐしてしまうとカールが伸びてしまい、それも巻きが取れてしまう原因になってしまうので気をつけましょう。
7. スプレーをしっかりかける
今風のツヤ感を出すためにオイルスタイリングをするのはSNSなどでもよく見かけますが、
オイルは髪を重たくさせてしまうので、その重みで、カールが落ちやすくなります。
ですので、ハードスプレーでしっかり固める事は、カールをキープするためにとても必要な事です。
ですが髪のパサつきや傷みが気になる場合もあると思います。
その場合は、スプレーで固める前にツヤ出しスプレーをかけるとツヤが出るのでオススメです。
スプレーで固めてしまってからだと、スプレーのコーティングでツヤ出しスプレーが髪に付かないので、固める前にツヤ出しをするのがポイントです。
1番の解決方法とは
熱をしっかり当てること
『カールを長持ちさせたい』という悩みの1番の解決方法は、髪にしっかりと熱を当てる事です。
長時間キレイな巻きを持続させるには、髪が傷んでしまう事は避けられません。
ですので、巻き髪は休みの日だけにしたり、自宅でのアフターケアや、美容院でのトリートメントなどもとても大切です。
コテの温度を180度まで上なくても、いつもの温度より少し上げてみる、いつもより髪を少なめに取って巻いてみるだけでも、カールの持ちはかなり変わります。
この記事を読んだら、何か1つでも試してみて下さい。
大きく変化が出るのを感じられると思います。
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