ヘアメイクスクールの講師として多くの生徒さんと関わり、様々な悩みや疑問に向き合ってきましたがヘアメイクのお仕事は、他の美容のお仕事に比べ将来のビジョンに不安を抱える方がとても多い印象です。

今回も講師の視点からこれまで聞いた多くの悩みや疑問と同じ思いを抱えてるいる方の参考になればと思いBlogを書きました。

今回は生徒さんから

【教えてもらったことを自宅で練習しているのですが、練習方法が合っているのかわかりません】

という質問をいただきました！

それについて詳しく解説していきたいと思います！

【立川のヘアメイクスクール ヘアメイクガーデンスクールの講師が語る】シリーズはこちらから！

早くプロになる為の練習方法

技術者において練習はとても大切で、スタイリストになってからでも練習を止めることはありません。

ですが、アシスタント時期とスタイリストになってからの練習には違いがあります。

スタイリストになってからの練習ではとにかくスタイルのレパートリーを増やすことと、複雑なスタイルができるようになる為の練習をしますが、アシスタント時期に一番大切なのは…

基礎を徹底的に身に付けることです！

基礎練がんばりましょー！では、あまりにも端的に終わってしまうのでもっと細かく解説していきます。

１、基礎を繰り返し練習する

※コテ巻き、ストレートアイロン、ピン打ち、編み込みなどの基礎はスタイルを作る時にとても重要です。

アシスタント時期に基礎がしっかりできるようになった人と、基礎が定着しないまま次のステップに進んでしまった人ではスタイリストになった時に多くの差がでてしまいます。

例えば、同じコテ巻きでもヘアメイクさんによってはすぐ巻きが取れてしまう、同じシニヨンでも崩れてしまった、など同じ道具を使って、同じスタイルを作っても違いがでてしまうのです。

ヘアメイクガーデンスクールでは、基礎を大切にし、生徒さんによって進むペースが違っていても、基礎が定着しないまま次のステップに進むことはありません。

しかし、どんな学校でもそうですが、家での練習まで講師が付きっきりという訳にはいきません。

スクールで教わったことを家に帰ってやってみたら上手く出来なかったという方もいます。

もし、間違ったやり方で自主練をしてしまっていたら…

正しい技術が定着しないまま、間違ったやり方に手が慣れて直すのがどんどん難しくなってしまうのです。

それを回避する為に、ヘアメイクガーデンスクールでは

というサービスを行っています。

その為、生徒さんが基礎を習得するペースが早いのが特徴です。

正しいやり方で基礎を繰り返し練習することが早くスタイリストになる秘訣です！

２、タイム重視の練習をする

時間をかけて作れば綺麗なものができるようになります。

しかしお客様に施術するとなると時間内に終わらせなければなりません。

ヘアメイクガーデンスクールでは、基礎ができるようになった生徒さんはスタイル作りに入りますが最初は時間との闘いになります。

なので、まずは綺麗さよりも指定時間内に完成させるという練習をします。

ハーフアップだと２０分以内に仕上げるので、トップのアレンジに１０分、下を巻くのに１０分と１つのスタイルを細かく分けて部分的にタイムを計って、最終的に２０分でスタイルを完成させるようにします。

この練習方法は自分が何にどれだけの時間がかかるか把握でき、時間に入れる為にどのようなやり方をすればいいのかがわかります。

３、クオリティー重視の練習をする

タイム練習で時間内にスタイルが作れるようになったら、次は綺麗さ重視の練習をします。

綺麗さを気にしないで作るタイム練習と違い、細かい部分に目を向けてスタイルを作る為、最初は時間をオーバーしてしまうことになりますが、やっていく内に時間内にスタイルが作れるようになり、最終的に時間内に綺麗なものが作れるようになります。

この練習方法は細かい部分の仕上げ方や、巻きのほぐし方、スプレーワークなど、ただスタイルを作るだけではなく綺麗に仕上げる為の技術を学ぶことができます。

ウィッグ練習と人頭練習

先程話した基礎練習、タイム練習、クオリティー練習がウィッグでクリアできればお客様に入れる訳ではありません。

なぜなら毎日同じウィッグに向き合うのと違い、人頭は毛量、毛の太さ、クセの有無、長さが人それぞれだからです。

ウィッグではできるのに人頭だとできない！ということがほとんどです。

それに加えて、お客様の要望も十人十色な為技術だけでなくカウンセリング力も必要になります。

ヘアメイクガーデンスクールでは、ウィッグでの基礎技術やスタイル作りをクリアした生徒さんは人頭練習を行っています。

人頭練習の良い所は、ピンが痛い、ピンがしっかり留まっていない、とかす時に髪の毛を引っ張ってしまっている、アイロンの熱が熱いなどウィッグでは分からないアドバイスができることです。

ウィッグでのタイム練習で時間内に完成していたとしても、人頭練習では、

カウンセリング+ピンやアイロンなどを使う時に注意すること+毛の長さや量、巻きの付き方などを考慮すること

など、多くのことを考えながらやる為「ウィッグではあんなに上手くできるのに…」とショックを受ける方が多いです。

では、最初から人頭で練習すればいいのでは？と考える方もいると思います。

しかし、基礎技術、タイム練習、クオリティー練習を全て飛ばして人頭練習をしてしまうということは、自動車免許の教習所に通わず公道を運転するようなものです。

基礎をしっかり身に付けて練習を積んだ人こそスタイリストになった時に多くのお客様に支持される人になれるのです！

まとめ

ここまで【早くスタイリストになる為の練習方法】について解説していきました。

コツコツ練習を積み重ねることはもちろん大切です。ですが、それだけでなくしっかりとしたシステムでアドバイスをしてくれる人がいなければ早くスタイリストになるのは難しいのも事実です。

本気でプロを目指したい！という方が少しでも早くスタイリストデビューできる様にヘアメイクガーデンスクールでは講師一同、日々生徒さんと共にヘアメイクに向き合っています！

長くなってしまいましたがここまで読んでいただきありがとうございます！
興味のある方は是非ヘアメイクガーデンスクールのHPもご覧いただけると幸いです！

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